2016年07月24日(日)

老人と海 (光文社古典新訳文庫) 



著者:ヘミングウェイ (著), 小川 高義 (翻訳)
発売日: 2014/9/11

評価〔C〕 思っていたよりも読みやすかったです。
キーワード:海、漁師、アメリカ文学、

みごとな変わり者だと言ってやりたいが、年寄りなのかどうか見当がつかない。こんなに我慢するやつ、偏屈なやつは初めてだ。(本文より抜粋)


著者や題名は聞いたことがあるけれど、読んだことのない文学作品を読んでみようと思い手に取った本です。長い間魚が連れず、今日こそはと意気込んで漁に出た老練な漁師のお話です。

沖での漁や困難な状況でも諦めない老人の心境が、分かりやすく描かれていて、堅苦しさはあまり感じませんでした。文学小説や翻訳ものは聞きなれない表現や単語が多く、すんなりと頭に入ってこないことがありますが、本書はそういうことはなかったです。原文の文章が良いのか、訳者の腕の良さなのかは分かりませんが、読みやすいのは良いことです。

老人の苦境に立ち向かう姿や勇敢さは良かったのですが、激しく心を打たれることもなく終わってしまったというのが、正直な感想です。心理描写や自然の情景も、特に目新しいわけでもないと思いますし・・・・・・文学に対する感受性がないのでしょうか、それとも、もっと若いときに読んでいれば違う感動があったのかもしれませんね。思い返すと、娯楽小説を読むような気分で読んでいたのが良くなかったのだと思います。

今回の読んだ評価は高くありませんでしたが、主人公の老人と同じくらいの年齢になった時に改めて読めば、何か気づきがありそうな予感がします。名作は読むたびに感想が変わるって言いますからね。


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[ 2016/07/24 22:13 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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