2016年07月11日(月)

最後のトリック 



著者:深水 黎一郎
発売日: 2014/10/7

評価〔B〕 難問に挑戦した物語です。
キーワード:推理、トリック、

貴殿はミステリーの世界に残された、最後の不可能トリックというのを聞いたことがありますでしょうか?(P10より抜粋)


ある推理作家のもとに、自分のアイディアを買ってほしいと頼む手紙が送られてきます。そのアイディアは突拍子もなく、信じ難いものでしたが、作家は興味を持ち始めます。手紙の差出人の真意は?本当にアイディアは存在するのでしょうか?

作家の日常、手紙、手紙の覚書と3つの物語が交互に語られるので、少々ややこしいですが徐々に引き込まれていきました。しかし、最後の真相が腑に落ちない・・・・・・いや、「ほう」と思いますし分かるのですが、すっきりしないのです。上手に騙されたり、予想外の仕掛けがあるなら楽しめたのですが、どうもズルイと感じてしまうんですよね。伏線が張ってあったにも関わらず。

このトリックを書こうと挑戦したのは、良かったと思います。博士の実験シーンや結果の考察も、それ単体では興味深いし面白いです。それだけに、すっきりしない真相は残念でした。でも、今後もこうした意欲的な小説を出してほしいです。


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[ 2016/07/11 21:09 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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