2016年05月04日(水)

人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション 



著者:高木 彬光
発売日: 2006/4/12

評価〔B〕 トリックは見ごたえがあります。
キーワード:推理、戦後、人形、探偵、

この犯人は、決して伊達や酔狂で、人形の首を盗んだり、人形をバラバラにして見せたりしているんじゃありません。(第二幕第九場より抜粋)


隔離された空間で起きた奇妙な事件に名探偵が挑む、1955年刊行の古い推理小説です。時代は戦後、都心を離れた別荘、登場人物は一癖も二癖もありそうなクラブの面々。解決編の前に『読者諸君への挑戦状』もあり、いかにも推理小説といった作品です。

題名に提示されているように、人形がポイントとなります。なぜ、なぜ、と注意しながら読んでいたのですが、見当違いのことばかり考えていて分かりませんでした。本格推理と言われているのが分かる気がするトリックでした。巻末の解題でトリックの発想のきっかけとなった出来事が書かれていて、なかなか面白かったです。

残念なのは、本書は少しずつ時間をかけて読んだためか、どうも物語にのめりこめませんでした。まあ、物語としてはあまり好みでなかったのもありますが。集中して一気に読んだほうが楽しめたのかもしれませんね。そう思うと、もったいないことをしました。



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[ 2016/05/04 22:14 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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