2016年01月24日(日)

六花の勇者 6 



著者:山形 石雄
発売日: 2015/7/24

評価〔S〕 挨拶と愛が好きなあの方が大活躍。
キーワード:ファンタジー、ミステリー、

「・・・・・・そうだ。愛は必ず奇跡を起こすんだ」(本文より抜粋)


テグネウの計画、黒の徒花編も、ついにクライマックスを迎えます。

4巻5巻の終盤で徐々に明かされていったテグネウの謀略。ようやく本書で全貌が明らかになります。展開が遅いかなとか、なんか都合のいい設定だなあと思うことも少々ありましたが、それらが気にならないほど盛り上がり面白かったです。テグネウの陰謀、六花の勇者たちの策と奮戦、そして繋がる一本の糸・・・・・・。Amazonの書評でも書いていた方がいますが、ここで終わってしまっても良いかも、と思ってしまうくらい秀逸でした。目立ったのはテグネウの知能と用意周到さです。5巻の終わりでもすごいと思いましたが、それをさらに上回った印象を受けました。

今まで各巻で登場人物たちの過去や内面が詳しく紹介されてきましたが、この6巻ではなんとテグネウにスポットライトが当たります。どのような出来事を経て現在のような凶魔となったのか。単に人間には理解できない敵とせず、性格や信条を丹念に解説しています。物語の途中で撤退するかどうか迷う場面があるのですが、過去を読んだ後だと、あの決断は説得力があって良かったです。

大きな区切りがつき、エピローグで新たな動きを見せ始めました。次はどのような物語が待っているのか。非常に楽しみです。



ネタばれ話はつづきにて↓

【ここからネタばれ】
テグネウの切り札が自分の能力ではなく、統括体と従属体の特質凶魔の1番なのが、実に彼(?)らしくて良いです。自分が戦うのではなく、隠れながら戦うのが似合っています。見破れらないように、きちんと鍛錬をつんでいるのもらしいですよね。

驚いたのは、テグネウの能力が解除された後のアドレットです。別人か?と思ってしまうくらい愛情が消え、変わってしまいました。劇中でも触れられていますが、テグネウは愛がなくなったアドレットがどうなるのか理解していました。ほんと恐ろしい凶魔です。

【ネタばれここまで】
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[ 2016/01/24 20:06 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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