2015年12月03日(木)

ふしぎの国のバード 1 



著者:佐々 大河
発売日: 2015/5/15

評価〔B+〕 まるで日本が異国のようです。
キーワード:旅行記、明治、日本、

愛しの妹ヘンリエッタ。姉さんは今、“日本”というふしぎの国を旅しています。(本文より抜粋)


明治初期に日本を旅してその様子を書き記した英国人女性、イザベラ・バード。彼女は「日本紀行」という本を残していますが、彼女の目に当時の日本はどのようにうつったのでしょうか。昔の日本を舞台とした歴史冒険漫画です。

日本をよく知らないバードが好奇心旺盛で、次から次へとカルチャーショックを受けるのが面白いですね。しかし、現代日本人が読んでも、同じように習慣や価値観の違いを感じる場面があって興味深いです。例えば、ある人物を通して、子どもと大人の境目について描かれていますが、昔の英国とも今の日本とも違っています。庶民の衛生面も今とは全然違っていて驚きました。それほど昔の話ではないのに、妙な不思議な気分になります。

彼女が実在の人物なのは知っていたのですが、実際にどのように旅をしたのかはまったく知りませんでした。ただ単に、東京や京都、大阪など大都市を観光客のように観ていたのかな、とぼんやり思っていたのですが、本書を読んでそれが誤りだとすぐ分かりました。旅路と目的地を聞いただけでも大変そうです。

それと誤解していたことがもう一つ。それは彼女が日本に来た当時から、英国人の間でまあまあ有名だったことです。既にいくつかの異国を旅し、今でも容易にはなしえない経験をしてきたことがうかがえます。まだ交通の便も未発達で他国の情報もあまりない時代に、思い切った行動ができるのは、人種・年齢・性別問わずに格好良いと思います。

読後に調べてみたのですが、あの同行者も実在していて驚きました。てっきり創作とばかり・・・・・・。旅は増々面白くなりそうです。


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[ 2015/12/03 19:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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