2015年09月02日(水)

中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫) 



著者:浅生 鴨
発売日: 2015/5/28

評価〔B+〕 ツイッターの良い点悪い点が見えてきます。
キーワード:ツイッター、ネット、現代、SNS、

こうして私は、みんなと普通の会話をするようになりました。(P78より抜粋)


ずっと前ですが、NHKの公式ツイッターがNHKらしかぬことを呟いている、という文章をネットのどこかで見ました。ツイッターをしていなかったので、あまり気に留めなかったのですが、先日本屋さんで本書の表紙を見て急に思い出したのです。今もツイッターは未登録ですが、ちょっと興味がでてきたので読んでみました。

広報のツイッター初代担当の著者が、発端からどのようなことを意図して呟いていたのかまで、読みやすい文章で綴っています。宣伝ではなく広報、NHKのイメージを変えたいという願いから始まったのが面白いです。特定の番組ではなく、局そのものの、企業そのものの印象。ツイッター初心者の著者が、試行錯誤で視聴者と会話をしていく過程が書かれていて、どこか微笑ましいです。

不特定多数の人に見られているため、何かに対して賛成の人と反対の人が必ず出てきます。公式では対応が難しい点も正直に話しています。東日本大震災の対応も様々な意見があると思いますが、著者の方針・行動は悪くなかったのではないでしょうか。

メンション欄など分からない用語もありましたが、これは後で調べてみようと思います。知らないアプリのことは、なかなかピンとこないですね。日常的に触れている人には知っていて当然なのでしょうが。

文庫化にあたって収録されたあとがき「外の人になりました」がなかなか良いです。しんみりしてしまいますが、新しい一歩を踏み出せたことは喜ばしいことだと思います。また違う題材で何か本を書いて欲しいですね。


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[ 2015/09/02 22:29 ] 随筆 | TB(0) | CM(0)

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