 
| 著者:せがわ まさき (著), 山田 風太郎 (原著) 発売日: 2007/9/6
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評価〔C+〕 十兵衛や七本槍が見たいです。キーワード:復讐、時代劇、江戸時代、
「おまえたちこそこちらの大事な旗印じゃ。ゆめにも命を粗末にしてはならぬぞ!」(本文より抜粋)
会津領内での駆け引きはどちらに軍配があがるのか。
予想に反して、この巻も十兵衛ではなく周囲の人々が活躍します。こういうのも悪くはありませんが、個人的にはいまいち盛り上がりにかけるかな。堀の女たちが同じことをすれば、今までの話の流れから説得力があると思いますけど。脇役の活躍で目をひいたのはなんといっても、沢庵のお供となったあの人物です。覚悟を決めてのあの振る舞いは圧倒されます。凄い。まるで別人のようだ。
どちらも単純な力での戦いではなく、うまく事をなそうと暗躍しているのが分かります。次の巻ではどちらが優位になるのか。次は派手に戦ってほしいなあ。
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