2015年07月22日(水)

迷いアルパカ拾いました 



著者:似鳥 鶏
発売日: 2014/7/10

評価〔C+〕 派手すぎず、どこかのんびりした雰囲気。
キーワード:動物園、飼育員、

自分のロッカーからコートを引っぱりだしポケットに携帯電話を入れ飛び出す。迷子のアルパカ。迷いアルパカ。何だそれは。(本文より抜粋)


動物園は普段お目にかかれない生き物を見物できる、非日常の楽しい場所です。しかし、働いている人にとってはあれだけの種類と数の生き物を世話をしなければならない、かなり大変な職場だと思います。よく分かりませんが、酪農家よりも大変なのでしょうか。そんな人たちが1匹のアルパカに出会ったことから、ある出来事に巻き込まれます。似鳥鶏の動物園ミステリーシリーズ、第3弾です。

「え、第3弾?」と思ったのは、家で手に取ってからでした。この著者の作品を読んでみたいなと思い、ネットで本書の書評をちょっと見てからすぐ注文したので、シリーズものとは知りませんでした。知っていれば1冊目から読んだのに。でも、この本から読んでも違和感なく読むことができます。

重厚なというよりは読みやすく親しみやすい雰囲気の文章です。主人公が周囲の人より特徴がないので、周囲の人たちが目立ちます。動物園が舞台なので動物に関する記述が多く、内情も垣間見えるのが興味深いです。結構重い事件のはずなのに、軽く感じるのは文章のおかげでしょうか。読後感も良いです。

しかし、どうもインパクトに欠ける感じがします。事件の進展が遅いせいなのか、文章がのんびりしているせいかのか、あまり強く印象に残りませんでした。自分でもうまく表現できませんが、少し物足りない気がしました。もしかしたら、動物に強い興味を持っていないのが原因かも。やはり、1冊目の『午後からはワニ日和』から読まなかったのが良くなかったのでしょうか。1冊目を読むかは、保留ということで。


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[ 2015/07/22 22:14 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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