2015年04月08日(水)

日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 

日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)
著者:三浦 展
出版社:光文社
出版日:2013/04/17

評価〔C〕 題名が合っているようないないような。
キーワード:世帯、将来予測、おひとりさま、統計、コミュニティー

しかし今後は、20代、30代の一人暮らし世帯は減る。代わって増えるのは45歳以上である。(本文より抜粋)


かつて一人暮らしといえば、結婚する前の若者というイメージでしたが、最近では死別または離別により一人となった世帯が増えているようです。近い将来おとずれるであろう、そうした一人暮らし世帯が主流となる「超おひとりさま社会」について、現時点でのアンケート結果から予測・考察していきます。

アンケートから年代別性別で6つの集団に分け、それぞれの傾向を具体的な数字とともに説明しています。でも、大まかな説明なので、時々結果だけで原因の考察が浅いものがあり少々もったいない、もしくは惜しかったです。数字を使って根拠を示したのはいいが、数字が多いために面白みが薄れた感じ。もう少し突っ込んだ分析をすれば、より面白く社会の動向が分かったのに。年齢性別に関係なく、同じような指向を持ち始めているのが興味深かったです。

何を買うのかについては、物よりもサービスそしてケアが必要とされていることが分かり、そのためには人と人の繋がりを重視するコミュニティーが軸となると話は展開していきます。このコミュニティーが著者が一番言いたかったことのようで、買い物よりも一人暮らしでも豊かに生きていける方法・手段が考察されています。個人的には買い物そのものを深く掘り下げてほしかったのですが、新しい社会の仕組みのほうに重点が置かれてしまって、題名とは少しずれてしまった感じです。

もともと同著者の「これからの日本のためにシェアの話をしよう」「第四の消費」「東京は郊外から消えていく!」の続編として書かれたものだから、そちらを先に読むべきだったのかもしれませんね。


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[ 2015/04/08 21:22 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

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