2015年03月24日(火)

ナビゲーション 「位置情報」が世界を変える 

ナビゲーション 「位置情報」が世界を変える (集英社新書)ナビゲーション 「位置情報」が世界を変える (集英社新書)
著者:山本 昇
出版社:集英社
出版日:2012/08/17

評価〔C-〕 歴史が中心なのがちょっと。
キーワード:ナビゲーション、地図、科学史、

ヨーロッパの大航海時代には、船から見た南北と緯度は、天体観測と、羅針盤により計測できたが、残念ながら、航海中、経度を計測する方法はなかった。(本文より抜粋)


携帯端末が発達する前までは、地図を持って現在地を確認し、目的地までの経路を模索するのが当然でした。しかし、今では端末とGPSのおかげで、道に迷うことはかなり少なくなりました。本当に便利になりました。方向音痴なので助かります。本書ではその現在地から目的地まで効率的に人や物を運ぶこと、つまりナビゲーションがどのように発達してきたか、また今後どうなりそうなのかを紹介しています。

将来のナビゲーションについて色々と語ってくれるのかと思いきや、半分以上は過去の話でした。主に大航海時代から戦後あたりです。わくわくするような将来の新技術が知りたかったので残念でした。求めるものと内容が合っていませんでしたね。科学史として見るならば、楽しめるのではないでしょうか。また、事実が淡々と並び、専門用語も結構多く、どこか学校の授業や講義のような雰囲気で、面白みに欠けると思いました。著者が経営が専門のためか、技術そのものの説明はあっさりしています。これは主観的な問題なので、気にならないし面白いと感じる方もいると思うので参考までに。

コロンブスの時代では地球が丸いことが常識だったことや、大西洋を単独横断したリンドバーグの航法は、分かりやすく印象に残りました。こうした本筋とは少し外れても面白い話をもっと読みたかったです。歴史ももっと古い時代から紹介してくれればよかったのに。

ひとつの技術がどのように進化したかに興味がある方にはお薦めですが、その先を知りたい方にはあまりお勧めできません。



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[ 2015/03/24 20:53 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

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