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2015年03月19日(木)

死にたくないんですけど iPS細胞は死を克服できるのか 

死にたくないんですけど iPS細胞は死を克服できるのか (ソフトバンク新書)死にたくないんですけど iPS細胞は死を克服できるのか (ソフトバンク新書)
著者:八代 嘉美、海猫沢めろん 他
出版社:ソフトバンククリエイティブ
出版日:2013/09/18

評価〔B〕 iPS細胞をよりよく知るために。
キーワード:生命、iPS細胞、ES細胞、生物学、遺伝子、

昔ならともかく、今なら生物学の最先端研究技術を使うことによって、生老病死にまつわるあらゆる障害を取り除くことができるんじゃないか?(まえがきより抜粋)


題名を見て「まったくだ」と思ったのは久しぶりです。作家の海猫沢めろんが死を克服する方法を、友人で生物学者の八代嘉美にあれこれ尋ねてみたのをまとめた生物学の入門書です。特にiPS細胞について掘り下げています。

二人の対話形式で進みますが、一人が素人でもう一人が専門家なので、分かりやすく読みやすいです。率直に疑問や願望をぶつける海猫沢めろんが清々しいです。生物学や医療の専門家には、希望の持てることを断言してほしいという意見は同感です。

自宅でできる遺伝子検査キットから始まり、ES細胞、iPS細胞と繋がっていきます。ESとiPSの違いがよく分からなかったのですが、違いと倫理上の問題点が明確に書かれていて良かったです。また、遺伝子を組み込むのにウイルスを使ったり、外国より日本のほうが研究の規制が厳しいことなども興味深かったです。

ただ、限定された領域での話ですので、生物学全体を語るには不十分です。専門的な知識を得たい方には、不満を感じる内容でしょう。あくまで入門書です。でも、これらの内容が研究や医療の根本あるいは土台なのかもしれません。



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[ 2015/03/19 21:50 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

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