2014年12月16日(火)

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)
著者:不明
出版社:早川書房
出版日:1999/07

評価〔B-〕 質問の幅が広いです。
キーワード:科学、疑問、Q&A、イギリス、雑誌

単純そうに思えた質問が、じつはとんでもなく複雑だったり、はっきりした答えがなかったりもします。ありがたいことに≪ニュー・サイエンティスト≫の読者は、厄介な問題を解明するためにみずから実験をおこなうほどの、並外れた熱意を示してくれています。(編者まえがきより抜粋)


イギリスの雑誌「ニュー・サイエンティスト」に寄せられた質問と、その回答を一冊の本に編集したものです。しかし、編集部が単に答えるのではなく、ある読者が違う読者の疑問に答えるところに特徴があります。そのため、回答も一つではなく複数記載されているものが多いです。質問は定番の「空はなぜ青いのか?」から、生物、物理、錯覚、機械と多岐にわたります。

読者と読者の対話のようで、皆でワイワイ考えているような面白さがあります。真面目に答えないユーモアのある回答もあり、なんかイギリスらしさを感じました。皮肉交じりのジョークが好きな国民性を反映しています。なので、すぐに専門家の正しい意見が聞きたい人には不向きな本です。科学雑誌の本ですが、あくまで知的好奇心を楽しむものだと思います。

前から疑問でした「海の潮汐は、月と反対側でも最大になるのはなぜか」があって、答えを読んでようやく疑問が解消されました。よかったよかった。月と地球の共通重心と遠心力が関係していて少々ややこしいのですが、文章のみでも理解できます。同じ疑問を抱いている人がいるもんですね。それ以外ですと、「ビールを飲んで歩くと、左へ曲がってしまう理由」「いつから船の窓は丸くなったか」「北極点では時刻はどうなっているのか」あたりが興味深かったです。

質問にだいぶ幅があるので、読者によって評価が分かれそうですが、科学にあまり興味のない人でもどれかは楽しめると思います。気軽に科学に親しみましょう。


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[ 2014/12/16 21:43 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

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