2014年10月11日(土)

羽月莉音の帝国 9 

羽月莉音の帝国 9 (ガガガ文庫)羽月莉音の帝国 9 (ガガガ文庫)
著者:至道 流星
出版社:小学館
出版日:2011/10/18

評価〔A〕 経済力を手にし、ついに核心へ。
キーワード:国家、ビジネス、経済、起業、現代

「世界の崩壊が、俺たちの建国の狼煙になる。」(本文より抜粋)


最終目標へ秒読み開始です。今までの巻とは少し違い、読んでいて期待と不安でワクワクドキドキしました。だいぶ作品の魅力に取りつかれているようです。

これまでも様々な経済的イベントがありましたが、9巻ではバブル経済について書かれています。一般市民からみたバブルと、市場に影響を与えることができる資本家とでは、やはり物事が違って見えるようですね。大衆が熱狂しているとき、冷静な意見がかき消されてしまうのは世の常なのでしょうか。

また、革命部は建国のため、資金集め以外のこと、軍事力の拡大につとめます。選挙で民主的平和的に独立する訳ではありませんから、現実的といえば現実的な流れかと。そもそも独立部ではなく革命部ですし。相変わらず各章の終わりには部費の収支が記載されていますが、ここまで巨額になると想像すらできません。

終盤、恒太のあの宣言後の世界の様子は、現実でも起こりそうな感じでなかなか興味深いです。特に、マスコミの反応とアメリカの対応は的を射た描写だと思います。現場にいない一般市民に何が本当で何が嘘か判断するのは、難しいですね。莉音たちはこのまま予定通り理想の世界を作ることができるのか。次で最終巻です。


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[ 2014/10/11 21:59 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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