2014年03月08日(土)

熱帯夜(角川ホラー文庫) 

熱帯夜 (角川ホラー文庫)熱帯夜 (角川ホラー文庫)
著者:曽根 圭介
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
出版日:2010/10/23

評価〔B+〕 SFのようなホラーのような。
キーワード:ホラー、現代、SF、

『(本文より抜粋)


表題作を含め短編・中編を3つ収録しています。日本推理作家協会賞短編部門を受賞した本です。

何の予備知識もないまま手に取ってみたのですが、予想していたホラーとは違って結構楽しめました。サスペンスのような展開の「熱帯夜」は、他の人の書評を見ている限りではあまり評判が良くありませんが、サスペンスのような推理もののような雰囲気は結構好きです。ある社会問題を描いた近未来もの「あげくの果て」は、ホラーよりはSFのような感じです。将来こうなる可能性もあるよという風刺っぽい話です。

印象に残ったのは3つ目の「最後の言い訳」です。死者が再び活動する蘇生者がいる世界を描いたもので、市役所に勤める主人公の回想を織り交ぜて展開していきます。題名どおり、彼の言い訳、結末に驚きました。

異なる怖さを持つ物語が楽しめます。しかし、幽霊や呪いの怖さや読後感が良いものを求めている方にはおすすめできません。ご注意を。


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[ 2014/03/08 23:03 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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