評価〔A-〕 自覚があるので気をつけないと。キーワード:心理学、回避性、愛着障害、人生観、社会問題、
回避型愛着スタイルの最大の特徴は、他人との間に親密な関係を求めようとしないという点にある。(本文より抜粋)
性格分析の本が好きで結構読んでいるのですが、回避性と呼ばれるタイプがあります。消極的、失敗を恐れるなどの特徴があるそうで、自分はこれに近いかなと思っています。本書にも題名の中に回避性とあったので、すぐピンときて手に取りました。
回避性愛着障害とは親密な関係を避けるタイプで、僕の知っていた回避性の性格を含むもっと大きな枠での分類です。どのような性格であるのか、どうしてそのような性格になったのか、利点と欠点は何かを、具体例を挙げて説明しています。淡々とした解説なので面白みに欠けるのが難点でしょうか。このタイプの人々の一面をより深く考察した4章の愛情・性生活や、5章の職業生活は興味深かったです。
また、こうした人を個人の問題で終わらせないで、少子化・晩婚化社会の原因かと危惧しています。なるほどと思いましたが、全て幼児期の育てられ方で説明がつくとも思いませんでした。経済的事情などもありますしね。
いろいろと当てはまっていることが多く、正直耳が痛いです。でも、こうした事実に目をそむけず、本書に書かれている克服法を参考にし、自分の人生の改善に役立てようと思います。
ちなみに巻末のテストの結果は、A安定が4、B不安が10、C回避が6、D未解決が0でした。分類上は不安型になるのでしょうか。参考にします。
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