2013年12月31日(火)

女子校育ち 

女子校育ち (ちくまプリマー新書)女子校育ち (ちくまプリマー新書)
著者:辛酸 なめ子
出版:筑摩書房
発行:2011/03/09

評価〔B〕 異性がいない長所もあります。
キーワード:女子校、東京、

ある時、「女子校出身者は生きづらそう」と知人に指摘されて、ハッとしたことがあります。(本文より抜粋)


女子校と聞いてどのようなものをイメージしますか? 暑いと人目をはばからずスカートの中を下敷きでバサバサあおぐ、という情報をどこかで聞いて以来ずっとそのイメージなのですが、実際のところはどうなのか。自身も女子校卒の著者が、インタビューや文化祭潜入をとおして女子校育ちの実情に迫ります。

閉ざされた印象の強い女子校について、生徒の生の声はもちろん教師や卒業生たちの意見も集めてある点が良いです。女子校と言っても様々で、校風によって雰囲気・自尊心・外からの評価が大きく変わってくるのが興味深いです。ただし、本書の分類では東京を中心に解説されているので、都内やその近郊以外の地域の人にとってはよく分からないのが難点です。

女子校育ちは同性の扱いが上手く、異性との交流が下手なようです。後者はともかく前者の話で、男性と接する際に女らしくふるまえないという意見はなるほどと思いました。共学とは違い恋愛は乏しくなりますが、それ以外では意外といってはなんですが楽しそうです。仲も予想していたよりは良さそう。しかし、なぜ女子校では「男は野獣だ」と教え込むのでしょうか。読んでいるうちになんか嫌な気分になりました。適度に教えれば良いのに。

現役の生徒と学校に重点が置かれ、女子校育ちがどのような大人なったかはそれほど語られていなくて少々残念でした。そちらのほうがメインかと思っていたので。女子校に入る前の生徒たち及びその親たちに、入学する前に読むと参考になるかもしれません。


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[ 2013/12/31 19:53 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

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