2013年11月23日(土)

テルミー きみがやろうとしている事は 

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:滝川 廉治
出版:集英社
発行:2010/07/23

評価〔B+〕 しんみり、でも前向き。
キーワード:学園、現代、オカルト、

「――きみがやろうとしている事は、本当に大切な事なんだ。どうかお願いだから、ぼくにも手伝わせてくれ」(本文より抜粋)


月之浦高校二年三組の生徒たちは、修学旅行中に起きた事故でほとんどの生徒が死亡してしまう。生き残ったのは奇跡的に生還した鬼塚輝美と、偶然バスに乗っていなかった灰原清隆だけでした。高校で行われた合同葬で、輝美がクラスメイト達の願いをかなえようとしていることを知ると、清隆は手伝いを申し出ます。二人で望みをかなえるため尽力する物語です。

内容が内容だけにしんみりしていますが、暗いだけでは終わりません。様々な願いをかなえようと関係者たちと接するうちに、その生徒にも確かに生きていたことが分かります。もちろん中にはかなえるのが難しいものがあり、そうした難題に挑む二人の姿を見ていると、皆の分まで生きようとしているようで好感が持てます。暗めでシリアスな割に読後感は良いと思います。

終盤、輝美がある人物になげかける言葉が良いです。考え方を変えるしかない、に続く言葉。印象深い。

本書だけでもきりの良いところで終わりますが、全てが終わる訳ではありません。そのあたりは、続巻が出ているようなので、そちらで語られることでしょう。



スポンサーサイト

[ 2013/11/23 21:40 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/592-5aba0d5e