2013年09月29日(日)

羽月莉音の帝国 4 

羽月莉音の帝国 4 (ガガガ文庫)羽月莉音の帝国 4 (ガガガ文庫)
著者:至道 流星
出版:小学館
発行:2010/09/17

評価〔B+〕 アクオス買収戦が決着
キーワード:国家、ビジネス、経済、起業、現代

たしかに誰かが、俺たちを狙い撃ちしてきている。しかし、誰かはわからない。俺たちは初めて、敵が見えない恐怖を感じていた。(本文より抜粋)


何もないところからはじめて国内有数の企業となった革命部。今度は原子力関連の企業を獲得するために、世界的な家電メーカーEEにTOBを仕掛けます。

2巻あたりからマネーゲームの色が強くなってきましたが、EE買収戦では資金面での争いから少し方向性を変え、権力や政治力にも焦点を当てて物語は進行していきます。動くお金が大きくなるとどうしても関わってしまうこの2つの力。中盤での東丈会での事件は、ありそうでなさそうなのか、なさそうでありそうなのか、正直よく分かりません。

終盤、莉音たちはある事業を始めるために某所を訪ねるのですが、そこで彼女が言った「だから!私たちとどこが違うのって聞いているの!」は、なかなか奥深い発言だと思います。どう違うのかは、他の人がこっそり教えてくれるのですが、こういうことっていかにもありそうですよね。

どんどん話の規模が大きくなっていくのが良いです。もっともっと大きくなって、国家設立へ具体的に行動を起こすのが楽しみです。

あとがきに、この巻のあの重要人物にはモデルがいることが明かされていますが、それが誰かをAmazonの書評で書いている方がいます。真偽は分かりませんが知りたい方は見てみては。




ネタばれの話は続きにて↓

【ここからネタばれ】
東丈会での乱闘について。油断していたとは言え、あの展開は無理があるような……もう少しこう上手な逆転劇はなかったのかなと思ってしまいました。でも、ライトノベルだからありといえばありです。

それにしても裏社会の話はリアリティがあるのかないのか判断つかないなあ。

【ネタばれここまで】
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[ 2013/09/29 20:09 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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