2013年09月19日(木)

夢見る彼女の奇妙な愛情 

夢見る彼女の奇妙な愛情 (メディアワークス文庫)夢見る彼女の奇妙な愛情 (メディアワークス文庫)
著者:他嶋 晋也
出版:アスキーメディアワークス
発行:2011/01/25

評価〔C-〕 少しだけ不思議な人たちの夏
キーワード:現代、青春、恋愛、

「高良君のまわりでは、予定外のことが多い」(本文より抜粋)


高校生の高良康の彼女は、ロボと呼ばれる少し変わった女の子。彼はこの夏休みでもっと親密になりたいと期待を抱いていましたが、彼女は早々とアルバイトをすることを決めてしまいます。さらには、ロケットを飛ばそうとする友人や元クラスメイトも登場し、いくつかの出来事が絡み合い不思議な事件へと発展していきます。少し不思議な青春小説です。

思うように交際が発展しなかったり、休みだというのに河原でロケット実験を続ける友人など、全体の雰囲気は好きです。ロケットの友人は個性豊かで面白いですね。しかし、登場人物たちのちょっと特殊な能力が、あまり説明されていないのがいただけません。単に不思議な能力で終わってしまうのは勿体ない気がします。また、序盤の某はなぜ登場したのかよく分かりません。これについても説明もないし伏線でもなかったので、拍子抜けしました。話も人物の魅力も盛り上がりかけたところで終わってしまったようで、なんか残念です。ロボがヒロインのわりに目立っていなかったのも評価が良くない原因のひとつです。もう少し目立っていれば本書の評価も違っていたかもしれませんね。

作中交わされた神様に関する見解が興味深いです。このあたりを広げても面白くなりそう。中途半端さを感じたので、次は曖昧さを少し減らした話を読んでみたいですね。




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[ 2013/09/19 20:56 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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