2013年06月08日(土)

パーフェクトフレンド 

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)
著者:野崎 まど
出版:アスキー・メディアワークス
発行:2011/08/25

評価〔B+〕 友達を観察、体験。
キーワード:友達、現代、小学生

「友達はなぜ必要なのか。友達とは何なのか。私も、貴方も、それを説明できる言葉をまだ持っていない」(本文より抜粋)


友達なしで生きてきた人に、友情の大切さを説くとしたら、いったいどうすれば良いのでしょうか。楽しい?助け合いの精神? 本書の登場人物も同じ問題に直面します。

小学四年生の理桜は、先生に不登校の少女・さなかに会うよう頼まれます。理桜に会ったさなかは、自分は学校に行く必要を感じないと言います。相手に負かされた気持ちになった理桜は、学校で友達を作る重要性をさなかに力説します。

一見、小学生たちの成長物語のようですが、途中ででてきたあの“特殊友達理論”が非常に興味深いです。思いもよらぬ方面から分析・考察していて新鮮でした。物語の結末よりも印象に残っているかも。いつもなら話が急転回するのがこの著者の特徴ですが、今回はいつもとは少し違っていて、わりとすんなり終わったように感じました。これはこれで良かったと思います。

ひとつ助言があります。本書を読む前に著者の既刊4冊を読んでおくと、読み終わったときの感想が違ってきます。読んでおいたほうが、ある程度真相が予測できて楽しめるでしょう。



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[ 2013/06/08 21:02 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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