2013年05月18日(土)

空想科学少女リカ (空想科学文庫) 

空想科学少女リカ (空想科学文庫)空想科学少女リカ (空想科学文庫)
著者:岡崎弘明+柳田理科雄
出版:メディアファクトリー
発行:2012/11/21

評価〔B〕 科学的にドタバタ小説を書く
キーワード:科学、自然科学、SF

「リカだ!神宮寺リカだ。また変なことやらかしたんだ!」(本文より抜粋)


美少女ではあるが有り余る行動力で問題を起こす神宮寺リカは、登校中に空想科学研究部の日下部と知り合います。こうしてトラブルメーカーと怪しげな機械が出会い、さらなる騒動をまき起こすドタバタ劇です。本書は2004年に出版された単行本を文庫化したものです。

特徴はなんといっても科学的説明です。重力がゼロになったら浮いたという描写では満足せず、地球の遠心力は日本の緯度を考慮して--と細かく描かれます。過剰な説明が面白くてためになります。読んでいて、考えてみれば空気にも浮力が働くんだな~と感心してしまいました。ジャンルはSFなのでしょうが、SF小説とも違う感じがします。小説と科学考察の中間のような印象を受けました。

リカは日常破壊娘の異名どおりの少女で、明るく元気に問題を起こす様は見ていて気持ちのいいくらいです。迷惑ではあるけれど、性格が悪いわけではないのが実に主人公っぽくて良いです。しかし、話自体は単純で、絶賛するほどではありませんでした。

第2話だけ、本文中の語句の補足説明が下の段にあります。一般の小説ならば、読むテンポが崩れてしまうので少々嫌なのですが、本書ではこの無駄とも思える詳しい解説がまた面白いです。雑学に詳しくなりそう。小説として読むのか、科学読み物として読むのかで感想は違ってきそうですが、気軽に読めて楽しめました。


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[ 2013/05/18 23:17 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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