2013年05月14日(火)

万能鑑定士Qの事件簿 VII 

万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)
著者:松岡 圭祐
出版:角川書店(角川グループパブリッシング)
発行:2010/12/25

評価〔B+〕 強敵出現。
キーワード:鑑定士、知識、雑学、出版、脱税、

「逆錬金術とでも呼ぶべきかな。実に不可解だね。」(本文より抜粋)


膨大な知識と観察力を武器に、難事件を解決していく凜田莉子の物語。今回の舞台は、電子版ファッション雑誌で人気のステファニー出版です。

小笠原君が角川出版の社員なので、出版社が題材なのはあまり新鮮味はないかと思っていたのですが、そうでもありませんでした。カリスマで有能な社長が作り上げたベンチャー企業といった感じで、華やかな世界の裏舞台はこのようなものなのかな~とどこか納得してしまいます。でも、雑誌のチェックはあれほど厳しいのかなあ。多文化を勘違いしている記事や広告なんて結構ありそうだけど。

話の主軸とは別に、純金が他の金属に変わってしまう現象の謎も追います。個人的にはこちらのほうが気になっていました。脱税へと話が繋がっていくわけですが、また違う機会にマルサについても詳しく書いて欲しいです。面白そうです。

ちょこちょこ事件が起きて莉子が解決するのは、スカッと気分が良いのですが、今回は軸となる事件があまり大きく感じられず、意外とあっさり終わったので少々拍子抜けしました。個人的には、はじめからずっと同じ事件を追っていくほうが好みです。


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[ 2013/05/14 22:01 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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