2013年04月15日(月)

解決まではあと6人(講談社文庫) 

解決まではあと6人 (講談社文庫)解決まではあと6人 (講談社文庫)
著者:岡嶋 二人
出版:講談社
発行:1994/07/07

評価〔B〕 数々の依頼の意味とは。
キーワード:推理、興信所、多視点

「あの、このカメラからだけで、持主を探し出すというのは、不可能でしょうか?」(本文より抜粋)


平林貴子と名乗る若い女性が、別々の興信所を訪れては、別々の奇妙な依頼をしていきます。カメラの持ち主を探して欲しい、マッチが緑色の喫茶店を探して欲しい、などなど。彼女は何者なのか、どのような意図があって依頼したのか、そして彼女の目的とは。全部通して読むと全貌が分かるメドレー・ミステリーです。

群像劇とは少し違うのですが、興信所の調査員もしくはそれに類する者たちがパズルやクイズのような依頼に挑むのが面白いです。色々な調査の手法が書かれていて興味深いですね。調べものをする時に、別の職業を語るのはよくある方法なのでしょうか。うまくやられると、こちらも信じてしまいそう。

初版が1994年の本作品、店を調べるのにネットではなく電話帳なのが、時の流れを感じます。携帯電話も使いそうな場面で出てきませんしね。デジカメも持っていない模様。今の時代なら違う展開になっていたでしょう。

真相は意外でしたが、思っていたよりも衝撃ではありませんでした。そこに至までの過程、全ての調査が1つに繋がるのが、あまり分かりやすくなかったからだと思います。解明の面白さが十分楽しめませんでした。スラスラ読まずにじっくり読むべきでした。あとでもう一度読み直して整理したほうが良さそうです。



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[ 2013/04/15 21:30 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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