2013年04月11日(木)

読み上手 書き上手 

読み上手 書き上手 (ちくまプリマー新書)読み上手 書き上手 (ちくまプリマー新書)
著者:齋藤 孝
出版社:筑摩書房
出版日:2008/02

評価〔C+〕 書くためにまず読もう。
キーワード:文章、作文、実用

いいものを書くためには、ふだんから「読んでいる」という足腰作り、鍛錬が必要です。その膨大な蓄積の上に、書くことがあると、私は考えています。(はじめにより抜粋)


教育学・コミュニケーション技法が専門の著者が、読み書きのコツを丁寧に分かりやすく解説しています。本屋さんで新書の棚を眺めていると、著者の名前を度々目にしていたので気になっていました。本書がはじめて読む著者の本です。おそらく。

おおまかに言うと、良い文章を書くためには、まず沢山の本を読み読み取る能力を養うこと。そして、書くポイントを押さえて作文することと説いています。教師をしているので、話の流れや説明は分かりやすいです。時折課題を設け、読者に実践させるのも良い方法だと思います。読んだ本について、「面白い点」「著者の主張」「学んだこと」を話す課題は、基本的ではありますが有効な練習だと思います。

ただ、作文するのは様々な場合が考えられる中、本書では大学受験と就職試験の2つにしか触れられていないのが残念です。問い合わせや依頼文、他者への説明なども重要な作文なのに。もっと幅広い読書や作文について解説されているのかと期待していただけに、落胆も大きかったです。弁証法や「三角形を作る」など具体的な方法も書かれていますが、それならば以前読んだ「伝わる・揺さぶる!文章を書く」のほうが実用的ですし、応用もききそうです。それと、読書が大切なのは分かりますが、他の事を軽んじるのは良くないです。スポーツ観戦は声が大きくなったときだけ見れば良いとかね。

中高生の時ならば本書はかなり役に立ったと思いますが、試験を離れてしまうとそれほどでもないような気がします。



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[ 2013/04/11 21:53 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

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