2013年04月05日(金)

科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか? 

科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか? 女はなぜ金持ちが好きか? (サイエンス・アイ新書)科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか? 女はなぜ金持ちが好きか? (サイエンス・アイ新書)
著者:麻生 一枝
出版:ソフトバンククリエイティブ
発行:2010/03/18

評価〔A-〕 軽めに見えてしっかり分析
キーワード:性、進化生物学、動物行動学、

性染色体の違いによってなにが起こり、オスやメスの体が形づくられていくのかについては、いまだにその全貌は解明されていない。しかし、いちばん重要な働きをするのが男性ホルモンであることについては、学者の意見は一致している。(第5章より抜粋)


帯のイラストに、可愛い女性で「わたし愛があればなにもいらないの!」と書いてあり、そのすぐ下に『ウソをつけ』とあって笑ってしまいました。表紙のイラストで少々手に取りにくいかもしれませんが、男女の様々な違いを動物行動学・進化生物学の観点から分析した、性についての科学的な解説書です。

とっつきやすい異性の好みや嫉妬の話題から、性と犯罪の関係そして体や心の違いなどかための項目まで広く扱っています。どれも分かりやすく難しくならないよう心がけているようです。例えば、深く考えることのなかった異性の魅力も、進化論を考慮し説明しています。ポップなイラストが使われていますが、多数の論文や書籍・データを参考にしていてしっかりとした内容です。

特に目をひいたのが、第5章です。胎児の時に性が決定していく性分化についてが書かれているのですが、体の性と心の性では、性分化の時期が違うことが驚きでした。体も心も同時に男性になっていくのかと思っていただけに、すごく興味深いです。このことを知っただけでも、本書を読んだかいがありました。

気になる点がひとつ。男が得意なこと女が得意なことが書かれていましたが、以前読んだ「脳と性と能力」では男女の能力にほとんど差はなかったとあったような……。ズレがありますね。もう一度読み直してみようと思います。

分かりやすいですが内容は充実した本です。各項目は短く、新書の中でもスラスラ読めるほうだと思うので、あまり本を読まない人にも読んでもらいたいものです。



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[ 2013/04/05 21:40 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

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