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2013年01月26日(土)

人間について (新潮文庫) 

人間について (新潮文庫)人間について (新潮文庫)
著者:ボーヴォワール
出版:新潮社
発行:1955/06/28

評価〔B-〕 抽象的概念が難解です……。
キーワード:哲学、人間、実存主義、人生、

反省の立場から見れば、だから、人間のどんな計画も不合理なものに見えます。なぜなら、計画というのは、限界が決定されて、初めて存在するもので、しかも、この限界を、人はいつだって越えることができるからです。(P8より抜粋)


人が人らしく生きるうえで本質的な難問を、分析・解説している哲学の本です。著者はフランスの哲学者サルトルの、事実上の妻であったシモーヌ・ボーヴォワールです。また、訳者あとがきによりますと、『人間について』は、『ピリュウスとシネアス』の改題名だそうです。

人間はどのような目標や目的を持つことができるのか、この世界における自分の位置・立場とは、など本当に基本的な哲学的問題を取り扱っています。しかし、非常に難解です。裏表紙に明晰・素朴・平易・という言葉が並んでいたので、これならば読んでみようかなと思ったのですがこんなに難しいとは……。哲学の専門家や哲学に馴染み深い方にとっては分かりやすいのかもしれませんが、そうでない人々にとってはかなり複雑で分かりにくいと思います。身近な例を挙げてくれるのは良いのですが、数行進むと抽象概念が入り乱れ、本当に理解できたか怪しくなってきます。でも、まったく分からない訳ではなく、ところどころ分かったような気になったりきちんと理解できた気がして、実存主義ってこういう考え方なのかと思うときもあります。しかし、その論理を筋道を立てて説明するまでは至りません。

重要なのは超越性と、自信がありませんが自由性でしょうか。自分の存在する位置、時の流れ、他者との関係、選択と行動など興味深い題材ですが、きちんと理解できなかったのが残念です。

理解できていない以上、評価するは気がひけますが、とりあえずB-としておきます。評価のしようがありません。後で何回か読み直してみて、少しでも多く理解できるといいかなと思います。




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[ 2013/01/26 17:51 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

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