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2013年01月20日(日)

殺竜事件 

殺竜事件 (講談社ノベルス)殺竜事件 (講談社ノベルス)
著者:上遠野 浩平
出版:講談社
発行:2000/06/06

評価〔B〕 推理+ファンタジー。
キーワード:ファンタジー、ミステリ、

「竜を殺した者を、突きとめられると言うのか、貴様らは?」(本文より抜粋)


剣と魔法の世界と、理詰めで真相を暴く謎解きを組み合わせた新しい形の物語です。著者は、ブギーポップシリーズで有名な上遠野浩平です。現代ものだったりSFだったり、色々書くんですね、この方は。

戦争の停戦調停に選ばれた竜の住む都市。そこで調停の準備のために訪れた所属の異なる3人は、竜が殺されているのを発見します。神の如き力を持ち、人間では到底倒すことの出来ない存在が、一体誰にどうやって殺されたのか? そしてその理由は? 原因を探るべく3人は事件の真相を追うことになります。

確かに展開はミステリーですが、舞台がファンタジーなので新鮮です。機械や高度な科学技術は登場せず、中世のような世界で戦闘がメインでないのは、不思議な感覚です。読んだ後、ファンタジーの部分のほうが印象が強いと思います。ミステリーファンよりはファンタジー好き向けかな。しかし、謎解きの部分もしっかり作られていて、戦地調停士EDの終盤の推理は鮮やか。良い伏線でした。

数多くの人物が登場する割には、誰も彼も個性豊かなのは、著者の力量のように感じます。1ページ2段で250ページを超える量にしては、読みやすかったです。戦闘以外のファンタジーをご所望の方は、試しに読んでみてはいかがでしょうか。



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[ 2013/01/20 21:05 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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