2012年12月27日(木)

ミニッツ―一分間の絶対時間 

ミニッツ―一分間の絶対時間 (電撃文庫)ミニッツ―一分間の絶対時間 (電撃文庫)
著者:乙野 四方字
出版:アスキーメディアワークス
発行:2012/04/10

評価〔B-〕 一分間限定の超能力
キーワード:学園、超能力、現代、

俺は、この能力を利用して誰よりも高みへ上り詰める。まずは手始めにここ、私立穂尾学園高校からだ。(本文より抜粋)


一分間だけ相手の心を読むことができる能力「ミニッツ」を持つ高校生・相上櫻の目標は、一年生の内に生徒会長になること。しかも、誰からも慕われ頼られる人物として。敵を作らないよう不満は心の中に隠しつつ、大きな野望のため学校生活を送っていたのですが、ある人物との出会いから障害が生じることになるのですが、さてさて。第18回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”。

表紙折り返しの説明に、学園騙し合いラブストーリー!とありますが、騙し合いの小説としては少々残念な出来です。ルールの決められた知的ゲームはあまりなく、言葉で相手の裏を読むような腹の探りあいも、それほどワクワクはしませんでした。作中で出てきた『馬鹿と天才ゲーム』が、長く続いたり何回も行われるのかと期待していたのですが、そんなこともありませんでしたしね。騙し合いよりは、単なる嘘合戦と言った感じです。

各シーンを個別に見てみると、登場人物たちの過去話などを始めそりなりに盛り上がったと思います。櫻と副会長・琴宮遙の『馬鹿と天才ゲーム』は良かったです。しかし、全体的に展開が唐突かなと思うところがありました。登場人物たちについても、性格のためか感情移入しにくいのが残念です。

前半は結構面白く読んでいたのですが、後半はそうでもありませんでした。予想していた展開と違っていたからなのか、物語が何だか違うもののように感じたためなのか、それとも期待し過ぎたのでしょうか。何にしても惜しいなあ。



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[ 2012/12/27 21:51 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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