2012年12月18日(火)

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? 

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? (Nanaブックス)上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? (Nanaブックス)
著者:松本順市
出版社:ナナ・コーポレート・コミュニケーション
出版日:2008/04/03

評価〔B-〕 良き上司になるために。
キーワード:仕事、職場、社会問題、

「ヤル気を見せれば認めてあげる」というのは、マネジャーの理屈です。それではヤル気など出せるはずがありません。(まえがきより抜粋)


若者の早期退職が騒がれるようになってからだいぶ経ちますが、今でもさほど離職率は改善されません。前向きな理由ならば良いのですが、今の職場にいても先が見えていると、諦めてしまった人も少なくないと思います。人事コンサルタントとして活躍してきた著者が、働く人たちのやる気・意欲に注目し、具体的な部下のマネジメント法を提示しています。

薄くはない本ですが、主旨はいたって簡潔です。それは、部下を褒めて認めること。昔は有効だった発破をかけるだけでは、現代では通用しないと説きます。評価や処遇の例として魚屋を挙げていて、ゴミ捨ての期間があることを説明すると、「包丁を持つのとゴミ捨てと、どういう関係があるのですか?」と聞かれる、とあって笑ってしまいました。確かに、職場でありそうな問答です。部下のやる気の重要性を強調しています。

ただ、意欲ばかりに目がいっていて、職場の給与や労働環境などにまったく触れていないのは少々疑問です。ヤル気があっても限界があると思うんだけどなぁ。まあ、経済的や体力的に辛いと思ったら、やはり意欲はなくなるので、間違ってはいない気はしますが……。それと、内容のこととは別になりますが、本書の値段がやや高いのが気になるところです。

斬新な解決法ではありませんでしたが、重要なことが書いてあります。他人を評価して育てるのは、いざ自分がやってみると難しいものです。人の上に立つ人ならば知っておいたほうが良い内容でした。




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[ 2012/12/18 22:07 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

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