2012年12月10日(月)

子供の名前が危ない 

子供の名前が危ない (ベスト新書)子供の名前が危ない (ベスト新書)
著者:牧野 恭仁雄
出版:ベストセラーズ
発行:2012/01/07

評価〔A-〕 名づけの裏に隠れた真意。
キーワード:名づけ、流行、社会

知人の子供や、インターネットやテレビを通して、あまりにも珍妙な名前を目にし、開いた口がふさがらなかった経験はありませんか。(はじめにより抜粋)


ついこの間、生命保険会社だったと思うのですが、今年の子供の名前の人気ランキングを発表しました。颯太(ソウタ)、結衣(ユイ)あたりはまだ読めるのですが、蒼空や大翔、心春になると分かりません。変わった名前は昔からありましたが、最近は他人には読めないような名前をつける親が増えてきています。いつごろからこうなってきたのか?単なる流行なのか、そうでないのか?命名研究家として10万人以上の名づけ相談を受けてきた著者が、社会の影響を考慮し分析しています。

上記のような今までになかったタイプの名前は、肯定派はキラキラネーム、否定派からはドキュンネームと呼ばれています。本書では客観的に判断するため、珍奇ネームと呼んでいます。名前をつけるのは個人の自由と言いますが、珍奇ネームの持つ人の不便さや不幸な面を挙げて警告しています。著者自身珍奇ネームなので、説得力がありました。

時代ごとに、人々の希望を反映した名前が流行るのが面白いです。昔は長生きを、戦時中は勇猛さをといった具合です。今の高齢者の女性に、クマやトラなど女性に不向きと思われる名前がついているのが不思議だったのですが、「動物の名前をつければ強く生きるだろう、という思いが込められている」とあり納得しました。なるほどね。

無意識による名づけへの影響は、まだピンときませんがそういうものかもしれませんね。子供に過度な期待を寄せるのはきっと良くないことなのでしょう。肯定的につける大切さが分かりました。よく自分の趣味にちなんでつける人がいますが、それくらいで良いのかもしれません。

最後には正しい名づけ方ものっていて、何も思い浮かばないという方には役立つのではないでしょうか。名づけをする時がきたら、本書を思い出し、きちんと責任持ってつけようと思います。では、僕がネットで見つけた、キラキラネームの小学生が発したとされる印象深い言葉を載せて終わりにします。

「自分の名前は死ぬまで脱げないパーティーのドレス、パーティーなんて毎日無いのに」



スポンサーサイト

[ 2012/12/10 22:43 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/476-06d0a002