2012年10月27日(土)

丘ルトロジック  沈丁花桜のカンタータ 

丘ルトロジック  沈丁花桜のカンタータ (角川スニーカー文庫)丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ (角川スニーカー文庫)
著者:耳目口 司
出版:角川書店(角川グループパブリッシング)
発行:2010/10/30

評価〔B-〕 狂った雰囲気が漂う部活動
キーワード:学園、オカルト、現代、

内容は把握できないが、名前から想像するにおそらく丘を研究する同好会のようなものらしい。丘が何を示すか、俺には風景的な丘以外に思いつかなかった。(本文より抜粋)


風景をこよなく愛する高校一年生の咲丘は、掲示板に「丘研」と書かれたチラシに目を奪われます。自分と同じ趣味の人がいて、思う存分語り合うことができるかもしれない! 希望を胸に抱き彼は部室へ向かいますが、そこは丘を研究する会ではなく、変わった人たちが集うオカルト研究会だったのです。第15回スニーカー大賞“優秀賞”。

学園もののライトノベルで、主人公が妙な部活に入部するというよくある設定です。部員が奇人変人なのもありがちですが、丘研は「変な」と形容するよりはむしろ「狂った」「反社会的な」といった言葉が似合いそうです。部員達はライトノベルではあまり扱わない、扱いにくい特徴を持っています。しかし、全員を説明しようとするあまり、ひとりひとりの描写が不足しているように思います。人を減らすなどして、もっとじっくり書いて欲しかったかな。

題名に反してあまりオカルトっぽくありません。期待して読んだのですが、その点は残念でした。また、なぜオカルトと題されているかは、あとがきを読めば分かります。でも、こういうのも本文中で誰かに言わせたほうが良かったのでは。

終盤勢いもありますし、登場人物も個性がありますが、話が荒削りのように感じました。キャラクターの癖の強さも含めて、人に薦めるかどうかは迷ってしまう小説です。



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[ 2012/10/27 21:21 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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