2012年06月06日(水)

お買い物の経済心理学 

お買い物の経済心理学: 何が買い手を動かすのか (ちくま新書)お買い物の経済心理学: 何が買い手を動かすのか (ちくま新書)
著者:徳田 賢二
出版:筑摩書房
発行:2011/09/05

評価〔B〕 売り買いは駆け引きだ
キーワード:お買い物、経済、心理学、買い手、売り手、

買おうと決心した瞬間の心の中では、支出というお金の喪失感を超える大きな満足感、高い値ごろ感を感じていることには間違いない。この「値ごろ感」とは何なのか?(第2章より抜粋)


何か購入する時、現品限りの商品にどうも弱いです。同じ品質なのに価格が低く、そしてこれを逃すとなくなってしまうことに、心が揺さぶられます。一方、おまけにはあまり魅力は感じません。あれば嬉しいですが、それが目的ではないので、それだったら本体を安くして欲しいなーと思います。社会で暮らすには、買い物は不可欠です。何かとお金をやりとりする買い物の経済ではなく、買い手と売り手の心理にせまります。

満足のいく得をした買い物とは、どういうことか? 相場を基準とした『得』と、個人の判断を基準とした『お得感』を数式化し、買い手のあやふやな心境を分かりやすく説明していて良かったです。買い手だけでなく売り手の心理も、セールや値引きを例に挙げて明らかにしていて、興味深いです。特にマクドナルドのハンバーガーの例は、感覚として理解しやすいと思います。それに、章の最後にまとめがあり、思考を整理する助けになります。

しかし、日常的な行動をテーマとしているだけに、斬新さや目新しさはありません。誰もが経験を通して知っていたことを言葉にし体系化したのみ、とも取れます。また、店に行き費やした時間を機会費用というコストとし、何も買わずに帰るのは単なるコストの浪費としている点は、実に経済学だな~と思うのですが、感情的には賛同できません。何も買わずに帰ることなんて結構ありますし、来たから買わなきゃ損って考え方は合わないなあ。

あくまで心理学がメインなので、難しい経済用語は知らなくても読めます。衝動買いして後悔してしまう人は、試しに読んでみるのも良いかもしれませんね。




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[ 2012/06/06 22:09 ] 社会・歴史 | TB(1) | CM(0)

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まとめtyaiました【お買い物の経済心理学】

お買い物の経済心理学: 何が買い手を動かすのか (ちくま新書)著者:徳田 賢二出版:筑摩書房発行:2011/09/05評価〔B〕 知ってはいたけれど面白い。キーワード:お買い物、経済、心理学、買い手、売り手、買おうと決心した瞬間の心の中では、支出というお金の喪失感を超え?...
[2012/06/09 02:05] URL まとめwoネタ速neo