2012年05月20日(日)

扉の外 

扉の外 (電撃文庫)扉の外 (電撃文庫)
著者:土橋 真二郎
出版:メディアワークス
発行:2007/02

評価〔B-〕 ゲーム性溢れるラノベです。
キーワード:サスペンス、ゲーム、

「この部屋から外に出ることは自由です。しかし、いったん外に出たら、戻ってこられる保証はありません」
この部屋の外。外には何があるのか。(本文より抜粋)


突然理不尽なゲームに巻き込まれるのは、どういう気持ちなんでしょうか。

高校生・千葉紀之はふと気がつくと、クラスメイトと共に教室のような部屋に閉じ込められていた。ソフィアと名乗る人工知能は、自分に従っていれば命は保証はする言います。しかし、彼はその言葉を拒否してしまいます。ソフィアの言う仕事とは何なのか?この部屋の外はどうなっているのか?不可解な状況における人間の心理を描いたラノベです。第13回電撃小説大賞「金賞」受賞作。

この著者の作品は皆、緊迫したゲームのようなものが行われ、登場人物たちが様々な対応をするみたいですが、本書も同じタイプです。不安と好奇心を刺激され物語に引き込まれますが、以前読んだ『殺戮ゲームの館』と比較すると幾分落ちるような気がします。物語の展開の違いのせいなのか、それとも心理描写の差なのか。

他人の書評を見ると、主人公の紀之の評価が芳しくありません。まあ、確かに我侭ではありますけど、彼のようでないとあのように話が進まないしなー。女子生徒たちのほうが個性的でしっかりしているからか、彼の悪い点が際立ってしまいがちです。個人的には、彼の性格よりも放り投げてしまったかのような終わりのほうが問題です。どうしてあの結末なのか。2巻に続くそうですが、上下巻などと記載されていない以上、何らかの区切りはあると思っていたのですが……。本書だけで評価するなら、低い評価でも仕方ないと思います。

焦りや苛立ちなどの心の弱さの描写や駆け引きの場面は良いのですが、やはり本書の最後を考慮すると高評価とはいきません。ゲーム小説は好きですし、登場人物たちの違いも面白いですけどね。



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[ 2012/05/20 19:37 ] ライトノベル | TB(1) | CM(0)

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まとめtyaiました【扉の外】

扉の外 (電撃文庫)著者:土橋 真二郎出版:メディアワークス発行:2007/02評価〔B-〕 ゲーム性溢れるラノベです。評価〔C+〕 ゲーム性溢れるラノベです。キーワード:サスペンス、ゲーム、「この部屋から外に出ることは自由です。しかし、いったん外に出たら、戻ってこ...
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