2012年05月04日(金)

月見月理解の探偵殺人5 

月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)
著者:明月 千里
出版:ソフトバンククリエイティブ
発行:2011/06/16

評価〔B+〕 探偵殺人三昧の最終巻。
キーワード:殺人ゲーム、サスペンス風

「教えてやろう……この俺様の前では、お前の言う『真実』なんて、何の役にも立たないということをな!」(本文より抜粋)


ついに最終巻となったこのシリーズ。4巻の続き、グラウンド・ゼロ主催の探偵殺人ゲームの後編です。

最終巻だけあって、主要人物が一堂に会します。メインの敵はやはりグラウンド・ゼロではなく、彼女の後継者のあの人物と、2巻から因縁のあるドッペルゲンガーこと花鶏。危機感を演出するためのルール変更がありますが、このシリーズの題名どおり探偵殺人ゲームですべての決着がつきます。理解の生かされている本当の理由も明らかにされます。決勝戦はテンポが良いのですが、様々なことを詰め込んだためか駆け足気味に感じました。しかし、予想とは違った駆け引きが面白かったです。

後継者の《災禍の中心》はいったい何なんだと思っていたら、前の巻の最後で書かれいた能力そのままだったのでちょっと驚きました。確かに凄いといえば凄いけれど、すべてを統べるって感じではないような気がします。《災禍の中心》の能力は面白いので、これ1冊しか語られないのは惜しいです。

上記の2点より、もう少しじっくり読んでみたかったですね。月見月家のゾディアックたちのなんかも番外編で見てみたい気もしますし。

優勝者の願いは実にその人物らしい願いで、この物語にあっていると思います。綺麗に終わりました。物寂しいですが、ダラダラ続くより良いかと前向きにとらえておきます。さて、著者の次の本は既に出版されていますが、こうしたゲームものではないみたいです。でも、こうしたゲーム性のある話もまた書いてくれないかなと心待ちにしています。



ちょっとネタばれ意見を続きにて↓

【ここからネタばれ】
この巻の最重要ポイント、連理の《災禍の中心》について。
あの能力って奪って壊すわけですが、どういう原理なんでしょうか。フリズスキャルヴも一応合理的説明があったのですから、これも何らかの説明があると良かったんだけどなー。特に壊すほう。どうなってんだ。催眠術、いやまさに超能力なのか?

それと、ゲームで『死亡』したら死んでしまうのか?についても、きちんと明らかにして欲しかったです。月見月関係者は容赦なく殺されてしまいそうですが、一般参加者はどうしたのでしょう。数が多いし。謎。

【ネタばれここまで】
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[ 2012/05/04 21:42 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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