2012年02月11日(土)

ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 

ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)
著者:上遠野 浩平
出版:アスキーメディアワークス
発行:2009/08/10

評価〔C+〕 アルケーの思惑。
キーワード:シリアス、超能力

「だからさ――その二つを組み合わせれば、いけるんじゃないかと思うのよ」(chapter fiveより抜粋)


ブギーポップ本編でも出番の多い霧間凪に焦点を当てた外伝の二冊目です。〈Fire1.〉を読んだのが1年くらい前だったので、初登場の人たちは誰がどんな人だったかはあまり記憶に残っていませんでした。トラス・アトラスって6人もいたっけ?のような状態。〈Fire1.〉をさらっと読み返してから本書を読みました。

いくつもの勢力が入り乱れているので、話の規模が大きいのは良いのですが、そのせいか展開が遅いように感じます。これが一冊目なら良いのですが、二冊目でまだ起承転結の起あたりに感じられるので、その点がどうも不満でした。ビートの外伝でも似たような記憶が。

戦闘の多い巻となりましたが、二人の魔女の強さや凄さが際立ちました。そして、継続して意識があり行動しているアルケスティスと、未だ人間の内側にいるヴァルプルギスとの差が、終盤大きな出来事となって表れます。魔女たちに反して、チームで戦う合成人間ってあまり強くないよね。バーゲン・ワーゲンとか。どのチームも敵無しみたいに言われているけどどうなんでしょうね。相手が悪いのでしょうか。

一度読み終えてから〈Fire1.〉を再読すると、あの時のあの台詞はこういう意味だったのかと気づき、細かな伏線が貼られているのが分かります。外伝シリーズは最初から完結の巻まで一気に読んだほうが面白いのかもしれません。また、本編の人物も登場し、他の事件と関連も見えてきます。この外伝からもブギーポップシリーズの終わりが近づいている気配がします。

ちょっと話がそれますが、挿絵の変化が気になります。全体的にどんどん幼くなっているような……。表紙の凪とchapter fourのサウスさん、子供っぽいです。

終盤出てきたマキシムというキャラに興味がわきました。どう物語にかかわってくるのか見ものです。引きで終わったので、次で大きく進展するといいなあ。


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[ 2012/02/11 22:53 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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