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2011年09月18日(日)

ファウスト〈1〉(新潮文庫) 

ファウスト〈1〉 (新潮文庫)ファウスト〈1〉 (新潮文庫)
著者:ゲーテ
出版:新潮社
発行:1967/11

評価〔D+〕 学者と悪魔の契約
キーワード:古典、ドイツ文学、ファウスト伝説

メフィストーフェレス「御契約をなさいませんか。あなたがこの世にあるかぎりは、わたしの術でたんと面白い目を見せて差上げます」(本文より抜粋)


詩のイメージが強いドイツの文豪ゲーテですが、詩集以外にも小説や戯曲なども残しています。それらの中で、六十年近くの歳月をかけて書き上げた大作が、このファウストです。二部構成で、第一部が収録されています。

世界の全てを見究めたいと望む学者ファウストは、悪魔メフィストーフェレスとある契約を結びます。その契約とは、面白い体験をさせてあげる代わりに、あの世では家来になれというもの。生きる楽しみをなくしていた彼は、悪魔と共に様々な世界へと旅立ちます。

詩人だけあって、詩的表現と歌が多いです。でも、どうもこの感性とうまく合わないらしく、最後まで上手く雰囲気を味わえませんでした。展開も、脈絡もなく大きく移動したり、注釈や解説を読まないと理解できないくらい飛んでいたりして、魅力的には感じられませんでした。筋書きそのものは難しくないんですけどね。理解が浅いのか、好みに合わないのか、その両方なのか。また、西洋の神話や宗教も取り扱っているので、取っつきにくさも感じました。

絶賛している書評を多く目にしたので、さぞかし面白いのではと期待していただけに残念です。文章は訳のおかげか読みやすいです。巻末の解説も理解の助けとなるでしょう。

何度も一旦止めようかと思ったのですが、止めたらずっと読まない気がしたので頑張って読みきりました。これだけ合わなく面白さを感じられないと、第二部を読むのを躊躇いますが、一部だけ読んでも……とも思うので、感想はどうあれ読破するつもりです。







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[ 2011/09/18 21:16 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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