2011年08月27日(土)

ネトゲ廃人 

ネトゲ廃人ネトゲ廃人
著者:芦崎治
出版:リーダーズノート
発行:2009/05/01

評価〔B-〕 題名の意味を知らない貴方へ
キーワード:ネトゲ廃人、ネット、子供、教育、社会問題

「ところが、ある一線を越えてしまうと、もうゲームじゃなくなってくるんです」(第7章より抜粋)


数年前、ネットゲームで遊んでみようか迷ってた時期がありました。その時に、偶然「今からネットゲームをする人を止めるサイト」のようなところを見つけ、ネトゲ廃人たちの体験談を読み、大変驚いたのが印象に残っています。ネトゲ廃人とは、簡単に言えばネットゲームに凄くはまっている人のことを指します。中毒ではなく廃人です。はまりすぎて現実の生活にしている、そんな彼・彼女たちの体験談をまとめた本です。

ゲームは好きだけどネットゲームには疎い著者が、現役あるいは元ネトゲ廃人たちにインタビューをしたものが書かれています。数多くの人たちから集めているため、様々な意見や経験がつめられています。ネトゲに心を奪われた理由は十人十色で、ゲーム仲間との繋がりだったり恋愛だったりと、単にゲームが面白いからではないことが分かります。ネットでは現実とは違って、他人とすぐ心が通じ合う感覚があり、そのため夢中になりやすいという意見は、分かるような気がします。また、彼・彼女たちは廃人にならないためには「やらないこと」、自分の子供には「やらせない」と言っていて、経験者の言葉の重さを感じ、唸ってしまいました。

ネトゲ廃人が社会問題となっている韓国の例も取り上げて、客観的になっているのは良いのですが、著者が経験者でないためどうしても単調になりがちなのが残念です。我を忘れて遊ぶ姿や、プレイ時の台詞のやり取りや心境の変化などは、ネットにあがっている体験談のほうが興味深いです。上記のサイトのほうが生々しさやあって、言い方は悪いのですが面白かったですね。個々の記事を少し減らし、もう少し掘り下げてくれれば、より怖さが理解できるものとなったのでは。


テレビやネットで知っている方には、あまり目新しさはありません。ですが、まったく知らない方には、ネットゲームを始める前に読み、こういう可能性もあることも知っておいてもらいたいです。




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[ 2011/08/27 21:09 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

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