2011年08月23日(火)

B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる 

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
著者:綾里 けいし
出版:エンターブレイン
発行:2010/01/30

評価〔B-〕 ホラーで狂気なオカルト話
キーワード:オカルト、ホラー、狂気、グロテスク

「理由なく人を殺せるくらいでないと、狂っているうちには入らないさ」(Story 2より抜粋)


少々訳ありの少年・小田桐が不思議な能力を持った絶世の美少女とともに、怪事件を解決していく連作短編の探偵ものです。ともにではなくお供としてが正確かな。ただし、推理する類の読み物ではなく、サスペンスとして楽しむ種類のお話。本の紹介でミステリアス・ファンタジーとあるのを、なぜかミステリー・ファンタジーと勘違いして、読み始めてから自分の思い違いに気がつきました。うっかりしてた。

不思議な事件に探偵コンビが挑むのは、わりと良くある形だと思いますが、本書は怖いに近い暗いです。シリアスなのですが、それよりもホラー・グロテスク・狂気・不気味な・サスペンス等の言葉のほうが似合います。どこか狂った人たちばかり。人間の負の部分が描かれています。表紙をはじめとする挿絵のイメージとは合っていないような……。でも、ゴスロリで唐傘のあざかの姿は違和感があって、それが良いのかもしれません。

印象に残ったのは、あざかの置かれた立場が分かる4話です。千花も久々津もなかなかのキャラ。いかにもこの世界の出来事っぽくて良いです。5話収録されていて、どの話も短めでスパッと終わるのは良いのですが、もう一波乱欲しいような感じがしました。

次を読むかどうか非常に迷います。気に入ったようなそうでもないような複雑な気分です。今回はB-あたりで。




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[ 2011/08/23 22:04 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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