2011年06月21日(火)

レジンキャストミルク1 

レジンキャストミルク (電撃文庫)レジンキャストミルク (電撃文庫)
著者:藤原 祐
出版:メディアワークス
発行:2005/09

評価〔C〕 暗めの異能力学園もの
キーワード:現代、SF、異能力、学園、

この世界の存在ではない存在。或いは、この世界の存在ではない存在が入り込んだ存在。(chapter1より抜粋)


高校が舞台で、主要キャラが超能力のような異能力を持っていて、これで明るくコミカルで恋愛も数多くあればよくありそうなライトノベルなのですが、そうではありませんでした。

虚軸(キャスト)と呼ばれる架空世界の存在が、この世界に入り込んでいる世界。主人公の城島晶は、学校内にいる虚軸たちと学園生活を送っていたが、ある日、一人の少女の口から意外な言葉から事件が始まります。全体的にシリアスな感じで、時々明るいシーンもあるにはあるのですが、重めの物語です。表紙のあの雰囲気はなんだったのか、と口にしてしまいそうなくらいです。異能力バトルがメインではなく、虚軸と関わり能力を手に入れるのと引き換えに、精神に欠落ができてしまった登場人物たちが見所です。

気になったのは、上記の虚軸と書いてキャストと読むのような、二重表記がかなりある点です。ラノベにはつきものかもしれませんが、ピンとこないものもあってか読みづらかったです。格好良さより分かりづらさが先にきてしまいました。また、展開もクライマックスもいまいち盛り上がらなかったような……単に合わなかっただけなんでしょうか。気に入りそうな設定だっただけに、惜しいです。

題名をはじめ、劇中に出てくるリターダやランナなどは、模型用語だそうです。模型に明るければその呼び名にした意図も分かって、もう少し楽しめたのかもしれません。



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[ 2011/06/21 20:12 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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