2011年05月25日(水)

ハムレット (新潮文庫) 

ハムレット (新潮文庫)ハムレット (新潮文庫)
著者:ウィリアム シェイクスピア
出版:新潮社
発行:1967/09

評価〔B〕 たぶん四大悲劇で1番有名な作品
キーワード:戯曲、シェイクスピア、イギリス文学、四大悲劇、

ハムレット「生か、死か、それが疑問だ、どちらが男らしい生き方か、じっと身を伏せ、不法な運命の矢弾を堪え忍ぶのと、それとも剣をとって、押しよせる苦難に立ち向い、とどめを刺すまであとには引かぬと、一体どちらが。」(第三幕より抜粋)


おそらく誰もが一度くらいは題名を聞いたことあるくらい有名な戯曲、シェイクスピアの四大悲劇の1つです。字が大きめの改版を読みました。深夜に現れた亡き父王の言葉を受け、王子であるハムレットは復讐を誓います。しかし、内向的な彼は実行に移すことを戸惑います。復讐すべきか否か、その結末とは……。

どこかで四大悲劇の中で1番展開が遅いと書いてあったのを見て、中だるみしないだろうかと危惧していたのですが、そんなことはありませんでした。台詞回しが良くて迫力があります。ハムレットは、支離滅裂なことを言ったかと思ったら、世の中の真実を訴えているようにも見えて、哲学的で面白いです。それにしても、彼は母親をあれほど痛烈に非難しなくても良かったのでは。彼の道徳心が強さがうかがえます。また、人が亡くなるシーンは、他の作品のように、思いのほかあっさりで驚きました。戯曲なのですから、もう少し大げさでも良いんじゃないのかな。

巻末に解題、解説、劇の演出が収録されていますが、解説が良かったです。今まで読んだの作品を振り返るとともに本作品についての分かりやすい説明がなされています。解題や演出は専門的過ぎて興味がわきません。でも、詩形であるハムレットは、訳した時点で美しさの9割を失うという意見は、分かるような気がします。

新潮社の本の裏表紙には他の作品同様、内容のほとんどが書かれています。読む前に結末を知りたくない方は、裏表紙は見ないようにしましょう。僕はうっかり読んでしまった。(笑) 未読の四大悲劇はオセローのみとなりました。近いうちに読むつもりです。



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[ 2011/05/25 21:10 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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