2011年01月09日(日)

世縒りゆび 

騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび (リュウコミックス)騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび (リュウコミックス)
著者:騎崎 サブゼロ
出版:徳間書店
発行:2008/03/19

評価〔D+〕 好みが合う人は高評価だと思います
キーワード:錬金術、魔法、ファンタジー、作品集、

「何の変哲もない石が金に成り得るのは――その石が金に成りたいと望んでいた時だけ。そして石は望む限り金でいられる。」(イツマデの絵本より抜粋)


錬金術師見習の少女・樹を軸としたファンタジーの世界を描いた、騎崎サブゼロ初の作品集です。短編集のようになっていますが、時系列はあっていなくてもほとんどの話が繋がっているので、1冊の長編のように読むことができます。帯で村田蓮爾が大絶賛しています。

ファンタジーと言っても中世風の剣と魔法の世界ではなく、現代に錬金術師と魔法が違和感なく溶け込んでいる世界で、不思議な雰囲気のあります。絵柄の影響もあってか、絵本のような童話のようななんとも言えない空気です。背景や小物までしっかり書き込んであり、幻想的な世界に厚みがあります。その雰囲気が合えば、一気に魅了されてしまうでしょう。凄く個性的です。

しかし、合わない人はのめり込むのが難しいかもしれません。ストーリーは魔法がでてくる割には落ち着いていて、派手さは感じられません。また、説明をだいぶ省略しているせいか、不十分な印象を受けました。僕には、どうも好みに合わなかったようです。こういう質は高いけれど面白く感じられない本は評価しずらいなあ……。

絵の完成度は高いため、数ページ読んで気に入れば最後まで楽しめる作品だと思います。絵を見て気になった方は1度読んでみることをオススメします。




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[ 2011/01/09 15:54 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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