2010年11月14日(日)

TISTA2 

TISTA 2 (ジャンプコミックス)TISTA 2 (ジャンプコミックス)
著者:遠藤 達哉
出版:集英社
発行:2008/09/04

評価〔A-〕 ある殺し屋の結末
キーワード:暗殺者、殺し屋、外国、現代、

「将来この夢を叶えて笑ってる事!」(本文より抜粋)


姿無き暗殺者“シスター・ミリティア”ことティスタ・ロウンの物語の続きです。1巻の感想でも書きましたが、この2巻が最終巻。なんか早いなあと名残惜しがりつつ読みました。

ティスタの動揺が仕事に影響している一方で、調査を続けるFBI捜査官スノウがアーティに接触したシーンから始まっていますが、この巻は1巻以上に内容が濃いです。早くそして重い展開で、読み終わったときにはもう何冊か読んだような気分になりました。特に印象的なのが、ティスタの幼い頃が分かる過去編です。彼女に影響を与えるスージーの話は、読んでいてなかなか辛いものがあります。また、ラストへの流れと締めも良かったと思います。

少々詰め込み過ぎな気がするし、巻数を増やしてじっくり読んでみたかった気持ちもありますが、読み終わってみるとこの濃さと潔さが良かったのかもしれません。しかし、ページ数が少ないせいで、物語の核である十字眼や聖心十字会のエピソードが十分でなかったのが残念です。ティスタの左右の目の違いとかね。また、前にも書きましたが、やはりキャラクターの書き分けが上手いです。面長だったり釣り目だったり唇が厚かったりと、それぞれの容貌に個性があって認識しやすいです。

余談ではありますが。この著者の絵、前に見たことがあるような……と思って調べてみたら、「屋上探偵オクタン」の挿絵でした。あー、なるほど、どうりで。

書き分けや構図や構成を考えると完成度の高い漫画だと思います。久しぶりに濃い漫画を読みました。暗いストーリーは好きなほうですが、好みではなく質の高さでA-にしました。次回作も楽しみです。今度は長編が読んでみたいですね。



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[ 2010/11/14 18:03 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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