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2010年09月18日(土)

論語 (ビギナーズ・クラシックス 中国の古典) 

論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)
著者:加地 伸行
出版:角川書店
発行:2004/10

評価〔B+〕 論語と儒教の易しい入門書
キーワード:古典、論語、中国、孔子、儒教

この『論語』をしっかり読めば、儒教の核とはどういうものかが分かります。また、『論語』には人間や社会について、さまざまに語られ、宝石のような美しいことばがあふれています。(第一部(九)より抜粋)


中国の思想家、孔子の言葉を残した論語の入門書です。論語を読んでみたくなったのですがあいにく古典が苦手なので、漢文が分からなくても理解できるよう易しい本を探していたら、この本を見つけました。本書は、著者が中学生に語りかけるつもりで書いた、と言っているだけあって、平易にしかし重要な部分は損なわないように解説してあると思います。

前半は、孔子とはいつどこで生まれ、どのような人生を送ったかが書かれています。時代背景を知るのは、その本を知る助けになり、また久しぶりに伝記を読んだので興味深かったです。後半は、論語の本文・書き下し文・現代語訳の3つが併記されており、知識がなくても雰囲気を味わいつつ学ぶことができます。

論語は古代中国の箴言集くらいにしか思っていなかったのですが、「仁」や「孝」に代表される儒学の経典としても大変有名だと知ることができました。恥ずかしながら。儒教の道徳は賛同できるものとできないものがあって、興味深いですね。それに、「吾十五にして学に志す」から始まるあの文章は、孔子その人が人生を振り返って述べた言葉で、一般論としての人生論と勘違いしていました。あいまいな記憶や記憶違いが正しく修正されて良かったです。

厳しい乱世の中、知識だけでなく道徳を備えた教養人であれと説いた孔子は、かなり理想主義だったのではと感じました。その高い理想は、時を越えて国を越えて多くの人々に読み継がれています。論語の最初と最後の文は、印象に残りました。

(こういう本を読んだとき、論語本文と解説文のどちらの評価を本の評価とすればいいのか迷いますね。)






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[ 2010/09/18 22:05 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

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