2010年07月23日(金)

化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー  

化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー (電撃文庫)化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー (電撃文庫)
著者:上遠野 浩平
出版:アスキーメディアワークス
発行:2009/12/10

評価〔B+〕 基本に戻って世界の敵退治
キーワード:シリアス、超能力

「自分自身で“最強”とか名乗っている、あの強気で能天気な彼では、とても勝負にならない。戦いようがないはずだ。何も通用しない――このスキャッターブレインには」(P17より抜粋)


もう何年も続いているブギーポップの、バルプルギス編は除いた最新刊です。とは言っても出版されたのは昨年のことですが。本編を読むのは久しぶりです。

有能な合成人間セロニアス・モンキーが消息を絶った――彼女が最後に伝えてきた言葉、スキャッターブレインの謎を解明すべく、その事件の調査を引き継ぐことになったフォルテッシモ。一方、学園祭の迫る市立音梨中学写真部では、一風変わった転校生・無子規憐がきっかけとなり、ブギーポップのいる風景を撮ることにあります。この2つの視点で物語は進行し、事件の全貌が明らかとなっていく、世界の敵対ブギーポップのお話です。最近は統和機構絡みの話が多いのですが、今回は初期の頃のようにMPLSとブギーポップが中心です。

フォルテッシモが調査員の時点でかなり緊張感がないような気がします。物理的な防御力は最高なので。無敵の能力と称されるスキャッターブレインが相手でちょうど良いくらいかもしれません。こういう能力を見ていると、統和機構はそろそろ衝撃波系以外の合成人間を作るべきだと思います。市井のMPLSのほうが断然強い。

【ここからネタばれ】
支配から逃れるために一瞬だけ死ぬとありますが、あれはちょっと納得いかないなあ。一瞬でも死んだら復帰できないのでは? それにしても主観がなく精神攻撃が効かないブギーは強過ぎ。なんかズルイ。(笑)
【ネタばれここまで】

少し気になったのが登場人物の男女が幼馴染であることです。この設定、結構多いよね。

スキャッターブレインの能力のせいか話が大きく見えますが、登場人物たちが自分の問題と向き合う小さな感じがこのシリーズらしくて良かったです。強い印象はあまりないけれど、好感が持てます。でも、次はシリーズ本編を進めて欲しいかな。



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[ 2010/07/23 22:02 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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