2010年07月13日(火)

伝わる・揺さぶる!文章を書く 

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
著者:山田 ズーニー
出版:PHP研究所
発行:2001/11

評価〔A〕 読み手のことを考慮するのがポイント
キーワード:文章作成、実用、

文章を書くのが苦手という人のほとんどが、どう書くか以前に、何をどう考えていけばよいかで、つまずいている。(プロローグより抜粋)


このブログの読書感想もそうですが、文章を書くのが苦手です。まず、何から書き始めようか悩みますし、書いたら書いたで読み返してみると、なんだか本心とは違った文章になっていることが多々あります。会話と違って見直す時間があるだけ、色々と思案してしまいます。文章を書くヒントが欲しいかな……と思って手にとってみたのが本書です。

豊富な語彙や表現力の技巧について書かれたものかなと思っていたのですが、作文が苦手な人のための本。学校の小論文のみならず、依頼文・謝罪文から日々のメールまで文章を書く機会は沢山あります。そんな時、相手にこちらの意見が過不足なく伝わるようなコツ、読み手の立場や気持ちを考えて書くコツが記されています。7つの要素と具体例、そして発展と、教科書のような構成ですが、それだけに分かりやすくかつ実用的です。論点を疑問文にしておく、はすぐにでも使えそうです。

元々ある程度文章が上手い人には既知のことが多く、もしかしたら物足りないかもしれません。また、作文のための思考に重点が置かれているので、小説や芸術のような情感たっぷりの文が書きたいと思っている方には、本の目的が違うので薦めません。著者がいうように、目指しているのは生活機能文・コミュニケーション文と呼ばれるものですから。

失敗例を含む数多くの具体例は、様々な状況で応用が利くと思います。メールまで取り上げて少々驚きました。作文は意思疎通の一手段であると再認識されてくれます。文を書くことに苦手意識を持っている人にはとても参考になり、有用な一冊になるでしょう。




スポンサーサイト

[ 2010/07/13 21:59 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/176-7836d640