2010年06月26日(土)

神様のメモ帳 

神様のメモ帳 (電撃文庫)神様のメモ帳 (電撃文庫)
著者:杉井 光
出版:メディアワークス
発行:2007/01/06

評価〔B〕 萌え系ではないと思います
キーワード:ニート、学園、

「ニートというのはね。なにかが『できない』人間や、なにかを『しようとしない』人間のことじゃないんだ」(本文より抜粋)


ニート探偵なるものが活躍するらしいと知り、関心を持ちました。ニート探偵。ニートなのか探偵なのか。探偵だったら収入がありそうだから、既にニートではないんじゃないのだろうか?と疑問に思ったのを覚えています。その謎は読み進めていけば、ニート探偵自身が説明してくれます。

主人公は転入してきたばかりの高校生・藤島鳴海。ひょんなことからクラスメイトの篠崎彩香と話をするようになり、彼女を通じて様々なニートたちと出会います。その中の一人がニート探偵のアリス、という訳です。アリスは理屈っぽい……というか口が達者なので、ともするとすぐ他人と言い争いになってしまいそうですが、そうならないのは彼女の魅力なんでしょうか。詭弁を弄してもユーモアを言っても、そして持論を述べても、なんか印象深いんだよなあ。余談ではありますが、神様のパズルのヒロインを思い出してしまいました。

そんなニートたちがある出来事に関わり活躍するのですが、話の展開自体は一般の小説とあまり変わりません。登場人物や設定がライトノベルのそれなので、どこかしら変わった、不思議な印象を受けました。また、事件の真実は、アリスの推理と同じでだいたい予想したとおりでした。めずらしく。うーん、悪くはないけれど、すごくインパクトのあるわけでもないかな。

出てくる人たちはだいたいが暇そうな感じで、ラーメン屋の裏手でダラダラしている様はまさにニートといった心証です。その雰囲気が嫌いでなければ、気に入ってもらえるかと思います。萌え系と思って読むと、良い意味で裏切ってくれますよ。



スポンサーサイト

[ 2010/06/26 19:05 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/172-87212964