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2008年03月11日(火)

夢のアトサキ 

夢のアトサキ (ヤングキングコミックス)夢のアトサキ (ヤングキングコミックス)
著者:やまむら はじめ
出版:少年画報社
発行:2007/11/28

評価〔A〕 好きになったりなられたり
キーワード:連作短編集、青春、恋愛

ま、でも楽しそうだぜ?(本文より抜粋)


久しぶりにやまむらはじめの連作短編集を読みました。「境界戦線」以来かな。過去に読んだ短編集がとても気に入っていたので、また新作が読めて本当に嬉しいです。感動。実はこの本が出ていることを暫く知らないで、ネットでやまむらはじめの本を検索して初めて知りました。

読み始めて数ページですぐに「これは確かにやまむらはじめの漫画だ」と嬉しくなったことを憶えています。ま、当たり前なのですが。あの明るそうな雰囲気の中に潜む真剣さが好きなんですよ。ただ重いだけでなく、適度にある軽さもいいです。

舞台は地方にある私立大学。主役の乙部也寸志と、彼の所属する研究会の会員たちそれぞれの恋愛が描かれています。マージャンをしたり飲み会があったりと、学生らしい時間だけはある日常が言い感じです。若者の恋がテーマですが、純粋な・幼い・一途など分かりやすい形ではなく、恋愛以外の要素である迷いや悩みも一緒に描かれています。夢だったり目的意識だったり現実だったり。

3話の瑞季の話が気に入っています。少し変わり者同士の落ちついた恋愛が心地よいです。阿耶のあまり恋愛体質でない潔さもなかなか。やまむらはじめの描く女性は、苦境に立たされても前に進む強さがあって凛々しい。男性は迷い迷ってな人物が多いのですが。外見は中学生で意識しないで男を惚れさせるロリキャラの都緒里は、実に傍迷惑な存在だと思います。でもこういう人って人気あるよね。

研究会周辺の話なのでまとまっているのだけれど、逆に「境界戦線」や「未来のゆくえ」と比べて変化に乏しかったかもしれません。個人的には前作2つのほうが好きかな。

もう学生ではない自分によって、懐かしさを感じつつも共感できた作品でした。あの迷いながらも進むのがお気に入り。また短編集が読みたいなあ。

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[ 2008/03/11 22:20 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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