FC2ブログ







2010年03月16日(火)

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)
著者:原田曜平
出版:光文社
発行:2010/01/16

評価〔A-〕 ケータイ世代を個性を解き明かします
キーワード:SF、現代

どうやら突然と言っていいほど急に、今の若者の間で過剰に気遣いをすること、すなわち空気を読むことが重要になり始めたようなのです。(はじめにより抜粋)


帯に「30代以上にはわからない」とあったので、興味を持ったのがきっかけです。中学生・高校生で携帯電話を持つのは当然といった現代の若者に関して書かれています。題名を見ると若者を批判する若者論のように感じますが、そうではありません。多くの若者たちへのインタビューから知った、ケータイによりネットワークが広がることによっておきる良い面と悪い面を述べています。

なぜ四六時中ケータイでメールを打っているのか、なぜ地元から出ない若者がいるのか、若者たちが“空気を読むこと”を重要視するわけなどを、「読空術」「新村社会」「半径5キロメートル生活」などの理解しやすい単語を用いて分析しています。ネットにある他人の体験を読んで理解したもしくは体験した気になる「既視感」は、僕も心当たりがあり納得してしまいました。著者は、彼らをケータイネイティブと表現しています。以前読んだデジタルネイティブみたですが、言いえて妙かもしれません。

また、著者はこの本は世代論ではなく時代論だと主張しています。世代間で批判すべきでなく、若者を客観的に分析して今の時代を読み解こうという試み。どちらかに偏らず良いですね。その結論の1つとして、今後、ネットワーク力によって人生が変わってくるという意見は、なかなか説得力がありました。最後の章だけ急に話が飛ぶような印象もありましたが。

読み終わって、空気を読まざるを得ない人間関係ってのはなんだか疲れそうと思ってしまいました。今時の若者が理解できないとお悩みの方は、手にとって読んでみてはいかがでしょうか。


(推敲しておきます。)

スポンサーサイト

[ 2010/03/16 22:05 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/144-106abd0b