2010年02月19日(金)

結婚難民 

結婚難民 (小学館101新書 3)結婚難民 (小学館101新書 3)
著者:佐藤 留美
出版:小学館
発行:2008/10/01

評価〔B+〕 軽い感じですが、斬新です。
キーワード:結婚、ロストジェネレーション、恋愛論、

ロスジェネ男が抱きがちな固定観念や女に対する考え方をちょっと変えれば、「幸せな結婚」に向かう方策はいくらでもあります。(はじめにより抜粋)


未婚・非婚問題について書かれた新書ですが、よく目にする男性側の問題点を指摘したものではなく、女性の著者が未婚男性を応援する珍しい本です。対象としているのは結婚適齢期である就職氷河期世代、所謂ロストジェネレーションの男性で、彼らの結婚を困難にしている社会的背景や事情について述べられています。題名からは重々しい印象を受けますが、コラムのような感じで読みやすいです。

この本のきっかけとなった「結婚してはいけない13の女」は、暖かい家庭を築くのが難しそうな自己中心的なタイプがあげられています。著者も述べているように、これらのタイプの女性は少数派でしょうけれど、この類の記事では男性が非難されることが多いので新鮮でした。また、3章の結婚しない理由では、女性からの批判に対し男性の立場にたち経済的事情や女性側の態度の問題を説明しています。これらのことを知らない女性も多いのでは。

相手を批判するだけではなく、偏見や先入観を捨て結婚すべき女性を見つける心構えも助言しています。意外だったのは、収入が少ない男性は妻の年収はなくてもよいと考え、逆に収入が多い男性のほうが妻にも収入も求めていることです。なるほどねえ。加えて、テレビやネットの情報に惑わされず自信をもつようにとも主張しています。

全体的に内容が少々薄いような気がするのが残念です。それと、具体的にどう行動したら結婚まで辿り着くのか?が主ではないので、それを期待しているとがっかりしてしまうかも。とはいえ、斬新な発想で面白く読めました。この本、未婚女性が読んだらどのような感想を持つのか、興味ありますね。



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[ 2010/02/19 22:06 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

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