FC2ブログ







2020年01月29日(水)

なぜ、わが子を棄てるのか―「赤ちゃんポスト」10年の真実 




著者:NHK取材班
発売日: 2018/5/8

評価〔B+〕 まずは妊婦の相談にのることから。
キーワード:赤ちゃんポスト、こうのとりのゆりかご、慈恵病院、追跡取材、

ポストに預けられたから命を助けてもらえて、今の生活があるので、やはりポストがあってよかったと思います。(序章より抜粋)


何か新しいことが始まるとメディアが注目し伝えてくれるのは良いのですが、その後どうなったかは中々知る機会がありません。新しい飲食店、新しいサービス、新しい生き方……続けることのほうが難しい場合は多々あります。本書では2007年に開設された赤ちゃんポストが10年間どのように運営され、利用されてきたか伝えるドキュメンタリーです。

利用者の利用理由がいくつか挙げられていますが、本当に誰にも助けてもらえない状況ではなく身勝手な理由が結構多くて戸惑いました。不倫で世間体が悪いから、親に迷惑がかかると思って一人でなんとかしようとして、など。また、男性が認めてくれないけれどどうしても生みたくなって生んだ女性の話がありましたが、少々わがままなように感じました。妊娠するとぜひ生みたいという心境になるのでしょうか。それでも育てられないなら中絶すべきではと思ってしまいました。

民間の病院が国内で唯一しかも24時間体制で運営していることや、国が支援に消極的なことに驚きました。前者は病院の人手不足から考えると難しいですし、後者は国として親が他人に託すことを積極的に勧めたくないのでしょう。0歳の養子縁組と考えれば、他の養子縁組と変わらないように見えるのですがどうなんだろう。国に資金がないのは分かりますけど何か良い解決策はないのかな。

実親が誰か知る権利などいくつかの問題はポストのモデル発祥の地・ドイツで新しい制度が導入されているので、日本でも徐々に試していければよいと思います。このような福祉がどんどん進むとなんだかSFの世界のようです。

上記の引用はポストに託された子どもの生の声です。問題点はあるけれどこうして命が助かったのをみると、これからも存続してほしいと願っています。


スポンサーサイト




[ 2020/01/29 20:35 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tonaku.blog51.fc2.com/tb.php/1327-bd184bd4